黒いコード

 海外シャードで非常に安いgp売りのゲームタイムコードなどを目にすることがあります。もしかしたら買ってしまうかもしれませんが、これはやめておいた方がいいという話。
日本では全く想像も出来ないですが、国によってはゲームタイムを容易に手に入れられないプレイヤーなども沢山おり、そういう事情から特に米国シャードにおいてコードはサイトなどを通してgpで買えるものです。しかし普通はコードを売るブローカーへの手間、信用料などを上乗せした多少割高なものになります。
 しかし不当に安いコードの場合は、その多くが盗難にあったクレジットカードによって購入されたものだったりするようです。つまりリアル犯罪がらみ。
 犯罪の話をするのは適当か分かりませんが、盗んだカードのお金をコードにしてすぐ他人に売ってしまえば、高級ブランドバッグを質屋に持って行ったりネットオークションにかけたりするより匿名性も高く迅速にさばけ、追跡も難しくなります。
 ただこれは盗難クレカで買ったコードを流す人たちの話で、ここからコードは心無いブローカーに流れ、プレイヤーへと売られて行きます。
 どうやらEAは可能ならば盗まれたクレジットカードの利用履歴からコードを割り出して追跡しているようなので、マークされたコードを買って入れてしまうとそのプレイヤーはアカウント停止を受けてしまうようです。万が一このようなことが起こったら、被害の拡大を防ぐためにすぐサポートセンターに詳細を連絡しましょう。
 ちなみにアメリカの場合、ML前後で騒がれた不当な手段で得られたコードは元はロシアから流れてきたカード情報などが利用された犯罪によるものだったようです。たしか去年の夏ごろにもこういった騒ぎがありました。
繰り返しますが、安い(安くなくても)コードはうまい話などではありません。十分に気をつけてください。

気になること少々

○バグ関係
 少なくともML導入後のかなり早い段階から一部で知られ、日本でもやり方が某巨大掲示板群のスレッドなどで晒されたりもしたのですが、いい加減対処される気配が無い上に、残念ながらこのをバグを利用して複製したアイテムの取引を目にすることが数回あったのでメモ程度に書こうと思います (といいつつこの記事を思いついて半月は経ってます。このところクエストの白布の件も有り、お蔵入り手前だったのを出しておきます)。
  • ML導入後〜パブ38現在あたりまで色だけ高価な装備品と同じで、 特殊な名前やプロパティが失われたアイテム(劣化コピー品)が市場に出た
  • 上記の特徴に当てはまる武器防具あるいは服などは、主にイベントレアなどが劣化コピーされたものである可能性が高い。
  • Neiraのシミターや偽血斧など、すでにそれ自体存在していたにもかかわらず上記条件に当てはまってしまうものは、 劣化コピーされたものと外見上見分けがつかなくなる。
以上のものは、私が売買をとやかく言う筋合いは無いですが、知らずに買って所有している方は、後々違法アイテムに指定されて捨てるはめになるという最悪のケースを覚悟しておかなければなりません。

海外での具体例として、いわゆる黒ローブ「Hooded Shroud of Shadows」のインバルブルーのものが市場に現れました。Napaシャードのイベントレア「Shroud of Tal'keesh」とよく似ているのですが、色は同じであるものの名前が「取れて」しまっています。
売主は合法である証拠にGMがOK出してる画像を張ったのですが、GMとPCがしゃべってるテキストの解像度がbmpとjpgほどに違うところがあり、素人目にも怪しい画像となっていました。
服(可能性としてはそれを解いた布も)にも怪しい噂がありますので、高額な取引の際はご注意を。

ちょっと追加

○劣化複製バグ品の最近の扱いについて
UOSSにおける最近の議論は、アイテムは合法、売買はお互い複製品だと割り切ってだましてなければ許容範囲、という感じの意見が多いようです。アイテムの合法性については、EAからの発表もなく、GMが削除などをすることは今のところ無いらしいのでそう思われているのでしょう。転送しても消えないようですし。しかし一方では、複製品があふれているのを憂慮したプレイヤーたちの報告に対して、アイテムは合法ではなく、すでに対策がとられていることをほのめかす投稿が掲示板運用人からありました。UOSSが公式BBSであることを考えると、なかなか重要な投稿だと思います。
 イビルデコの増殖の際は、実際に行ったアカウントの何らかの履歴を追跡して処分が下されたようですし、現時点で合法という意見が多くても、あまり関わりたくないものです。
 また、同様に劣化複製品は通常ならできる「機能」が失われるということも報告されています。たとえば、正常なダガーをダブルクリックするとターゲットが出ますが、劣化複製品は出ないようです。たとえて言うと、名前や特殊プロパティとともに、付加された機能まで剥げ落ちているということです。刃物類だけでなく、ツルハシならば鉱石を掘れないなどの現象が起きると思われます。
[2006/04/22]

詐欺・バグ対策

  • 各取引掲示板の詐欺(Scam)報告板などを時々チェックする。
    手口や、要チェック人物情報(キャラネーム、ICQなど)もわかるかも。
  • バグ情報サイトを探して見ておくことは悪くはないでしょう。
    もちろんですが、バグの使用を推奨しているのではありません。
    そもそもサイトで公表されるバグ情報は発見時からだいぶ遅れているのでそれほど深刻ではありません。でも、いわゆる厨からの自衛のためにはとても有効です。
  • バグを知ることは詐欺からの防衛にとどまらず、時にウルティマを普段出来ないやり方でよく学ぶことになるかもしれません。
    しかし、バグ乱用者(Exploiter)にはならないように。これは個人的な好き嫌いというわけではなく、バグ技で金儲け>レア買い漁り>アカバンというありがちな流れですばらしいアイテムが永久に消されることは、UO界はもちろんレアコミュニティーにとってはバグ使用自体より重い罪だとみなされますので。実際に稀少なアイテムがいくつか失われています。
    >>eSearch
    UOからバンされたプレイヤーが所有していたアイテムはどうなるのですか?