残るは、猫の大使のもとへ隠密作戦へ来ている予言者なのだが、猫?大使?と考えあぐねている私達に、先に謎を解き終わったオセアニアのプレイヤー(この日2〜3人追加され、EMいわく8人になったそうだ)がヒントをくれた。
猫は動物ではなく、ある種族を指す比喩だということ。
そしてこの猫の大使は、「未熟な」プレイヤー達を助けるために、その町にいるということ。
ならば町はヘイブンに違いない。大使がどんな種族を代表しているのか知らないが、ともかくその大使館…というには程遠いあずま屋を見つけるにはそう時間はかからなかった。
猫の大使ことCassandra Aionの住まい、そこには蜘蛛の巣が張り巡らされ、ショーケースは無残にも空になっていた。
手がかりは何も残されて無いかに見えた中、異国風の彫像がぽつりと不自然に残されている…

Moonwalker: genie
(ジーニー!)
: Yes I am a Genie! What else would I be??!!! I am Muron. Captured and imprizoned in this statue.
(やあ、我こそはジーニー!でなけりゃ何だってんだ?我は”Muron”なり。”捕らえられて”この像の中に”閉じ込められて”るのさ。)

Moonwalker: muron
(ムーロンって?)
: That is my name. Why do you bore me by stating the obvious?
(それが我が名だ。どうして分かりきったことを言って俺を退屈させるんだ?)

Moonwalker: captured
(捕まったの?)
: Those mages at the Castle have alot to answer for. I was minding my own business then BAM!
(城の魔法使いどもがたんまり答えを知ってるよ。俺は自分のことに集中してたんだ。そしたら…”バーン!”)

Moonwalker: bam
(何が起きたんだい?)
: BAM! Thats what I said. They locked me in here. What they have against me I don't know.
(バーン!…って言ったろ。やつら俺をここに幽閉しやがった。連中、俺に対して何を抱いていたのかね。)

Moonwalker: imprizoned
(閉じ込められたんだね。)
: I have been here a very long time. Do you know how to free me? I would be ever so grateful.
(俺はここにずっと長い間いるよ。俺を”自由”にする方法知らないか?いつかすごく晴れ晴れとした気持ちになるつもりだぜ。)

Moonwalker: free
(自由にするといっても…)
: Yes I would love to be free. I don't know a way. Maybe the eldest would know.
(是非そうなりたいね。俺は方法を知らないが、”一番年とってるやつ”が知ってるんじゃないか?)

Moonwalker: eldest
(一番昔からいるとなると…)
: They were here before all things and may be here after all things. They think as one being.
(彼らはこの世界にあらゆるものの前から存在した、そして多分あらゆるものの後にも存在するだろう。彼らはひとつの存在のように思考するんだ。)

Moonwalker: wisps
(それは…ウィスプだ!)
: Is that how you call them? It is hard enough for me to communicate with you. Language evolves.
(お前らはそう呼んでるのか?会話するには十分大変なことだよな。言葉は進化しているんだもんな。)

Moonwalker: items
(ところで蜘蛛が来たようだけど、シャドウアイテムは?)
: They are gone. Stolen by the spiders. Big ugly brutes they were, with heads like humans.
(消えたよ。”蜘蛛ども”に”盗まれた”んだ。でかくて醜いひどい奴らだ。人間みたいな頭しやがって。)

Moonwalker: stolen
(盗んだ?)
: They didnt want me! Im glad. Don't want their greasy hands all over me. Stupid spiders.
(奴ら俺を欲しがらなかったよ。うれしいじゃないか。あの油ぎった手足を向けて欲しくないね。”馬鹿”な蜘蛛どもめ。)

Moonwalker: stupid
(馬鹿なのかな?)
: Of course they are stupid. see the mess they made?
(もちろんあいつらは馬鹿だ。この滅茶苦茶な散らかしようを見たろ?)

Moonwalker: terathans
(彼らはテラサンっていうんだ。)
: Is that what they are called? Now I know. They have arrived since I was captured.
(そうよばれてるのか、今知ったよ。あいつらは俺が捕まってからやってきたんだぜ。)

Moonwalker: spiders
(蜘蛛達が来たの?)
: Yes they came. Took the Shadow items that were here and headed off to the North West.
(ああ、来たよ。ここにあったシャドウアイテムをもって北西に向かったよ。)

*一行はそのまま言われた方角へ向かう*

そこには、女王の風貌をしたテラサンがおり、傍らには怪しいゲート(どうやら我々人間には使えないようだ)が開かれていた…

Moonwalker: gate
(このゲートはなんだい?)
a terathan seer: I cast this gate to bring my people hither. They took the items to our Home.
(民をここへ連れてくるために、私がこのゲートを開いたのです。彼らは”アイテム”を”ホーム”へと持ち帰りました。)

Moonwalker: home
(ホームって確か…)
a terathan seer: Terathan Keep is our home.
(テラサンキープが我らの住処です。)

Moonwalker: seer
(この作戦を実行しているあなたは、もう一人の予言者だよね?)
a terathan seer: Yes I am the new Terathan Seer. We have learnt much since the Master came to us.
(えぇ、私は新しいテラサンの予言者です。私達は”我らが主”マルセル様がいらっしゃってからたくさんのことを学びました。)

Moonwalker: master
(主のことは知っているよ)
a terathan seer: He has many evil plans. They suit us nicely. If you are his follower, be ready. Seek the false Seer.
(あのお方はたくさんの邪悪な”計画”をお持ちで、私達好みのものでした。あなたがマルセル様について行きたいなら、準備をしなさい。”偽予言者”を探すのです。)

Moonwalker: plans
(その計画とは?)
a terathan seer: The Master says all is in place. Followers should collect the Parchments to make the Libram.
(我らが主が仰るには、全ては適所にありとのことです。主の信奉者達は、Libramを作るための文書を集めるとよいでしょう。)

Moonwalker: parchments
(Libramを作るための文書についてもっと教えてくれない?)
a terathan seer: The Parchments are hidden in places which are close to their meaning, except the Principles
(それらの文書は、その意味に近い場所にかくされています。ただし”原理”を除きますよ。)

Moonwalker: principles
(原理について何か知らない?)
a terathan seer: There are three which combine to form others. They are Deception, Shadows and Vengeance.
(原理は、別のものを形成するために”結合”する三つです。Deception(欺瞞)、Shadows(闇)、Vengeance(復讐)ですね。)

Moonwalker: combine
(あなたの知ってる結合は?)
a terathan seer: I can tell you one. Detachment is without Vengeance.
(ひとつだけ知っています。Detachment(無関心)はVengeance(復讐)が無い。)

Moonwalker: false
(先ほどの偽予言者とは?)
a terathan seer: He thinks he is many things, a seer he is not. but he is at home, and close to those who matter,
(彼は、自分がいろんなものであると考えていますが、予言者ではありません。しかし彼はテラサンキープにいます。そして彼を”重用”する人たちの近くにいます。)

Moonwalker: matter
(彼を重用する人たちとは?)
a terathan seer: The Matriarchs and the Master of course. They make all the decisions. or He does and we follow.
(もちろん”女王達”と我らが主です。この方達が全ての決定をしますが、そうでなければこの偽予言者がします。そして私達はそれに従うのです。)

Moonwalker: matriarchs
(女王達は何をしているの?)
a terathan seer: They all follow the Master. I worry though that they never disagree with him. One did once..
(彼女達は全員我らが主に従います。ですが、私は一度も同意しなかったことがないということが心配です。或る女王が”一度”…)

Moonwalker: once
(一度…?)
a terathan seer: She, her eggs and her line are no more. It dissuades others from the same.. this worries me.
(一度同意しなかったのですが、彼女の卵と家系はもう存在しません。このことは他の女王たちを反対することから思いとどまらせるのです、このことが私を”心配させる”のです。)

Moonwalker: worries
(それはどんな心配なんだい?)
a terathan seer: Without debate, we are ruled as surely as any may be. Please don't tell Him.. I will be no more.
(議論をまたず、ほかのものすべてが多分そうであるのと同様に、我々が支配されているというのは確かなことです。どうかこのことを偽予言者には言わないで下さい…さもなくば私の人生はこれから先無くなってしまうでしょう。)

Moonwalker: items
(ところで、アイテムについて聞きたいんだけど。)
a terathan seer: Shadows they were, appropriate since Spiders live in the shadows, don't you think?
(シャドウでしたね、そのアイテムたちは。我ら蜘蛛は闇に生きているので丁度いいと思いませんこと?)

Moonwalker: shadows
(シャドウといえば、三原理のひとつ、Shadows(闇)についてあなたは知っているね。)
a terathan seer: The Master gave me some of the Libram. Take this down..."A Spider is a creature...
(我らが主はLibramの一部を下さった。次のことを書きとめておきなさい…「そもそも蜘蛛というものは闇の生き物である。)

Moonwalker: creature
a terathan seer: of Shadows. Hide your true self carefully, lest others take advantage of your Nature. Do not...
(本当のお前を注意深く隠せ。包み隠さぬお前の自然の姿に付け込まれるでないぞ。)

Moonwalker: not
a terathan seer: reveal this book or its contents to another, lest by it your Nature is revealed. Never be ashamed..
(この本、または内容について他人に明かしてはならぬ。そいつに素のお前が暴かれないようにしろ。)

Moonwalker: ashamed
a terathan seer: to take to the shadows in self-preservation, for above all, you must continue to serve."*reads*
(自分を守るために闇に頼ることを決して恥じるな、何よりお前は主に仕え続けなければならないのだから。」*読みあげた*)

どうやら、この隠密作戦を行った予言者は、マルセルに疑問を感じつつテラサン族の行く末を案じる、誇りと良心のある者のようだ。
そして、彼女は作戦を実行したものの、盗んだシャドウアイテムについては、彼女いわくのテラサン城の偽予言者の方が詳しそうだ。
こりあえず、ここにマルセルがテラサンに与えた三原理についてのLibramの紙片がそろった。
だが、これで終わりではないはずだ。三原理が互いに「結合」するとは?しかもそれが他のものになるということらしいのだが…
一応三原理とともに結合についてのヒントも貰ったのだが、何のことだか分からない。
さらに、最初の戦士は謎の暗号を残していた。
私達はシャドウアイテムの行方を追うべく、持ち去られた先である彼らの”ホーム”ことテラサン城の調査に訪れることを決めた。

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