コブトスの最深部、地下湖に住むドラゴンの寝ぐらで壁に隠された一冊の本がようやく見つかった。
ちなみにコブトスのヒントは、最初のDeceptionの答えを除いた以下の二つのはずだ…
Shadows:我はこのダンジョンの第四階層にあり
Vengeance:それは水の流れるところで見つかるだろう。
通常、UOSSなどの海外での常識に従うと、このドラゴンの住処は第五階層(level 5)と呼ばれている。
このことはヒントにはなかったが、確かに水がある。本のタイトルはAmbition(野望)、しかも最後のヒントには矛盾しない。
これは決定的だ。
だが、もうひとつのヒントの第四階層にある何かは簡単には見つけられないほど巧妙に隠されているのだろうか。
ともかく本の内容はこうだ…

Title: Ambition
(『野望』)

Author: Marcel
(マルセル著)

"From combining a life in Shadows with Vengeance one shows Ambition.
(「Shadows(闇)の中に生きることを、Vengeance(復讐)へと結びつけることから、Ambition(野望)は現れる。)

Always hold close to you those things or people who will help you to advance.
(助けてくれる人々やものを、常にお前の近くに留めておけ。)

Who cares what sacrifice they make on your behalf if it brings you closer to that which you aim to achieve?
(それが目標到達への後押しになるなら、おまえの代わりに彼らがどんな犠牲を払おうと、気にする必要は全く無い。)

Set goals and lie in wait for the time to be right, then strike swiftly from the Shadows and take your rightful place."
(目標を設定して、時期が来るのを待ち伏せしろ。そうしてShadows(闇)からすばやく攻撃し、おまえにふさわしい場所を手に入れろ。」)

Say Introduction in code to the urn and it will give you the starting pages of the book.
(urn(壷)に暗号でIntroduction(導入部)と話しかけるのだ、そうすれば本の最初のほうのページを得られるだろう。)


どうやらこれはAmbitionとは何かということについての引用が載っているようだ。
どこからの引用か、それはLibramを求めるものなら知っているはずだ。
内容は美徳の対極にあるようなもので、Ambition(野望)は、ShadowsとVengeanceを結合することで生まれると書かれている。ここは、Libramを作る上で非常に重要な部分であろう。
野望とはまさに、影のように暗い心と情け容赦ない復讐心が生む、他人を利用してのし上がろうという思いだ。

さらに、シャドウ言語で壷(当然コブトスの)から導入部についての情報が得られるらしい。
もちろんその導入部は、Libramの巻頭に置かれるはずだ。
その前に私達は、すでに「本」発見の報が入っている別のダンジョンへ向かうことにした…
BACK Return to Top NEXT